新潟枝豆のお取り寄せ前に
【新潟枝豆】おいしいビールのおつまみに人気の枝豆を大解剖!
夏に旬を迎え、ビールのおつまみとして食べることの多い枝豆。
当店で販売している新潟の枝豆と茶豆は、贈り物にも大人気です。ありがとうございます。
そんな日本人に身近でおいしい枝豆について、大解剖。豆知識を調べてみました。
■枝豆は野菜?
枝豆は枝豆という種があるのではなく、大豆が完全に熟していない状態の豆を指し、
完全に熟すことで大豆になります。
つまり大豆が未熟な緑色の状態の時に収穫したものが枝豆と言うことになります。
分類学上では豆類には分類されず野菜類に属しています。
1本の茎からは100個近くの実を収穫することができます。
豆はさやに包まれています。さやがあることで、実は守られ、実を大きくするために、さやは光合成も行っています。
■枝豆とは
枝豆といえばビールとの相性が非常に良く、美味しいおつまみであり、日本人の食生活に溶け込んでいる身近な野菜の一つとして挙げられます。
冷凍野菜としても知られています。塩ゆでにして食べると爽やかな香りを楽しむことができますが、ずんだもちのように加工しても鮮やかな緑が残り、すがすがしい印象になります。
枝豆の名前の由来については、田んぼの畔に植えられた「あぜ豆」とも呼ばれていた大豆を未成熟で青いままの状態で収穫を行い、枝付きのまま販売されて、茹でて食した事から枝付き豆と呼ばれ、それが枝豆という名前に変化したとされています。
■枝豆の歴史
そもそも大豆は東アジアに自生していたものが、中国東北部で分化して誕生したと考えられています。
中国では五穀のひとつとして栽培されていて、中国最古の詩篇の中に記述があることから、4000年前から栽培されていたと考えられています。
日本では縄文中期から後期にかけて日本での存在が確認されています。
枝豆についてはルーツは明らかになっていないものの、
奈良時代や平安時代には既に今と同じように食べられていたとも言われています。
未成熟の大豆のまま食べるという食文化は日本独特の食べ方であり、日本発でアジア諸国に伝わったという説もあります。
また、枝豆は海外では健康志向に伴う日本食ブームが追い風となり、2000年頃から北米やヨーロッパなどを始めとした海外でも人気が徐々に高まっていて、EDAMAMEと呼ばれ親しまれ、塩ゆでした枝豆が食べられるようになってきました。
近年では和食の検索キーワードの中でも2位に入るほどの人気ぶりです。
■枝豆の生産量
枝豆はビールが最も美味しい季節に国内での需要が一気に上がるため、7月から8月に千葉県・山形県・群馬県・埼玉県など多くの産地で出荷量が増えますが、実は自給率は5割にも満たない程度であり、全体の半分近くは冷凍加工された状態で輸入したものであるのが現状です。
農林水産省が発表した「平成27年産産指定野菜(春野菜、夏秋野菜等)の作付面積、収穫量及び出荷量」によると、
枝豆の作付面積は、
1位が新潟県、2位が山形県、3位が秋田県、4位が群馬県、5位が北海道。
以下、千葉県・埼玉県・神奈川県・岐阜県と続きます。
新潟県は、5位の北海道のおよそ倍に近い作付面積があるようです。
日本国内の生産量(収穫量)は、
1位が千葉県、2位が山形県、3位が新潟県、4位が北海道、5位が埼玉県。
以下、群馬県・秋田県・神奈川県・東京都と続きます。
私個人としては、東京の収穫量の多さにビックリしました。
作付面積は、全国15位なのに対して、10ha当たりの収量は、1位の新潟の3倍近い収量となっています。
そして、出荷量となると
1位が千葉県、2位が北海道、3位が山形県、4位が群馬県、5位が埼玉県。
以下、秋田県・新潟県・神奈川県・東京都と続きます。
殆どの生産地で、収穫された75%~93%の量が出荷されているのに、新潟県は60%強しか出荷されていません。
新潟県人は、夏になると毎日と言っていいほど、食卓に大量の枝豆が並んで、
子供からお年寄りまで家族全員で食べつくします。
もちろん大人はビールのおつまみとして、子供たちはおやつ感覚?で止められない!止まらない!!状態になるんです。
そんな地元消費が多い事の裏付けなのかもしれません。
一般的にはビールに合う定番のおつまみとなる食材ですが、茹でるだけではなくフライパンでニンニクなどと一緒に炒めて食べても美味しいですし、サラダやスープなどレシピも豊富なので色々な食べ方を楽しめる食材でもあります。
美味しい新潟枝豆は、5月~10月下旬まで楽しめます。旬の間に旬の味を是非是非お楽しみくださいませ。
以下は、農林水産省ホームページ「用語の解説」より転載。
出荷量
収穫量のうち、生食用、加工用又は業務用として販売した量をいい、生産者が自家消費した量、生産物を贈与した量、収穫後の減耗量及び種子用又は飼料用として販売した量を差し引いた重量をいう。
出荷量の計測は、集出荷団体等の送り状の控え又は出荷台帳に記入される出荷時点における出荷荷姿の表示数量(レッテルの表示量目)を用いる。